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執筆者の写真nextform じゅんや

創作における真約エチカ 抜粋

更新日:7月7日

反逆を剣に、孤独を翼に。

鉄の檻の中にいる、化け物に姿を変えた者の

唸り声に耳を澄まし、駄馬と風車へと突撃する。

狂人奇人に例えられるのはニヤニヤもしたが

デッサンやカラーリング、レイアウトが狂って、

狼狽した時の方が、もう正常とは別離していたのかもしれない。

好奇心を食べないと死んでしまう。


「もうすぐ少年が終わる。はやくしないとすべてがダメになる」


その様な切迫を常に持参して、私は40代後半を迎える。

まだ子供のつもりだというのも、実に馬鹿馬鹿しい。


指針となる私たちそれぞれの倫理など。

時にレッテルを貼られ、耽美主義だ。象徴主義だと。もう色々。

デカダンスの成れの果て。

成し遂げれなかった成れの果て。

実験・検証という言い訳の成れの果て。


文系崩れがラングランズプログラムに挑むかの様な滑稽さ。

素数を2から順番に暗記することの意味のなさ。

騎士道精神だけ纏い、哀れに思われる老人。

評価する事で、評価される側より上だと面影を残すいやらしさ。

情念という熟語を出来るだけ避け、説明する支離滅裂さ。

ペシミズムがオプティシズムへ這って歩く逞しさ。

偉人の思想や形成物を引用する、浅はかさ。

無完全な思想を纏って、壇上に上がる自惚れ。

そういう和多志が、胸を張り、たまたま捕まらず、

シャバの空気の中で思いを巡らせるのである。


世の中を冷たいと感じるならば、自分が暖かかったからでしょう。

離れ離れになると言う事は、以前1つだったからでしょう。

友達なんかいらないと言える人は、以前友達がいたのでしょう。

寂しいと思っている人は、温もりを感じた人でしょう。

くすぶるのは、ちゃんと燃えたからでしょう。

敗北したと感じたのなら、貴殿は戦ったのでしょう。

裏切られたと思った人は、信じた事があるのでしょう。

必ず明日が来ると保障されていたら、生きたいと呻く事はないでしょう。


それすら創作経緯の中で摂取した成れの果て。


創作における真約エチカ。

絵画の起源は諸説あるが、「祈り」だとも言われている。

孤高のロマンティストであり続けるクリエイターたちに祈りたい。

しかし、この文章の祈りは、このようなあやふやで猥褻な和多志の様な者によって、

生きていたなら、必ず排出する二酸化炭素やフケや皮膚のカス、便やその類である。

まともな人なら、それを足跡やパレットや轍と形容するだろうか。

そしてそれは、以前に人知れず咲いた花であり、

同時に本当は作品の墓石にそっと置いておきたい、今後、萌芽する種子でもある。


花がもし咲いたなら、

その花を貴方が綺麗だと感じたなら、

貴方の配置されてる景色が醜悪なのかもしれない。


創作する人間においての

賛歌と軽蔑を、両立させる事を目的として遺します。

多面的な真理に近づけば近づくほど、ヴォイニッチの様な人に拾われて、

解読不能だと判定された上、意味の無いと風に晒され、

偽書になるという明るい未来があって欲しい。




 


鉄の檻:マックス・ウェーバーが著した著書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中で提唱した概念です。この概念は、近代社会における官僚制や資本主義の発展が、個人の自由や精神的な豊かさを奪い、人間を魂のない機械に変えてしまうという、一種のディストピア的な状況を指します。


駄馬と風車:ドン・キホーテを比喩しています。風車を彼は巨人だと思い込みます。


耽美主義:19世紀後半のフランス・イギリスを中心に起こった芸術思潮です。美を唯一の価値とし、それを追求することを目的としています。道徳や功利性を重視する当時の社会風潮に反発し、芸術や生活の中に美を見出し、それを享受することを重視しました。


象徴主義:19世紀後半にフランスを中心に起こった芸術運動です。自然主義や高踏派への反動として生まれ、文学、美術、音楽など様々な分野に広まりました。象徴主義の特徴は、目に見えないものを象徴的に表現することです。


デカダンス:一般的には、退廃的または堕落的なことを意味します。文化史的には、19世紀末にフランスを中心にヨーロッパで起こった芸術思潮を指すことが多く、既成の価値観への懐疑と芸術至上主義を特徴としています。


ペシミズム:悲観主義


オプティシズム:楽観主義


和多志:「私」という意味。しかし、「和多志」は、明治時代に作られた漢字です。「和」は調和や協力を、「多志」は多くの志を持つことを意味します。


ラングランズプログラム:数学の様々な分野を統一的に結びつけることを目的とした、非常に広範かつ強力な予想の体系です。1960年代に数学者ロバート・ラングランズによって提唱されました。


エチカ:エチカという言葉には、主に2つの意味があります。

1. 倫理学のこと

エチカは、倫理学の別名として使われます。倫理学とは、人間としての正しい生き方について考える学問です。

2. スピノザの著書『エチカ』のこと

エチカは、17世紀オランダの哲学者バールーフ・デ・スピノザの著書の題名でもあります。正式な題名は「幾何学的順序で証明された倫理学」で、スピノザの哲学体系を幾何学の形式に基づいて論述した内容となっています。難解な内容で知られていますが、西洋哲学史上最も重要な著作の一つと評価されています。


ヴォイニッチ:ポーランド系アメリカ人の革命家で古書収集家のウィルフリッド・ヴォイニッチ。1912年にイタリアで発見された、謎めいた古文書を発見した。未知の文字が記され、多数の奇妙な絵が描かれていることが特徴で、現在でも解読されていません。その古文書はヴォイニッチ手稿と呼ばれています。






この本文は、まだ書ききれていません。

そのからの抜粋の抜粋の様な感じ映像作りました。











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