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ついに、貴方の年齢を超えてしまいました。
男は何か惹かれてしまう松田優作さん。
今から8年前か....2009年に、俳優・松田優作の生誕60周年、及び没後20年を機に製作されたドキュメンタリー映画『SOUL RED 松田優作』というものがあります。Youtubeに予告編がありましたので、貼っておきます。
そのメモリアルプロジェクト、映画『ブラック・レイン』のロケ地である大阪・名村造船所跡地を会場のVJに選ばれ、僕はその地にいました。
その日は、命日である11月6日。
僕の誕生日は、11月7日。
そうそうたるメンツ。圧巻のステージ。
VJをしている僕は、夢のようなシーンが続きました。
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僕は、楽屋で事もあろうに、つぶやいたのです。
「僕、誕生日迎えてしまいました」
「え!優作の命日に産まれたの?」
「いえ、明けて....7日。今です。今日産まれました。」
答えてくれたのは、生前のジョー山中さんご本人でした。
そうです。あの「人間の証明」のボーカリストのジョー山中さんです。
「えーーーと....何かあるかな....」
「僕、このポスターが欲しいです。イベント終わったら一枚譲って欲しいです。」
松田美由紀さんは、ニッコリ笑って、OFFICE作の方が、丁寧に包装してくださり、プレゼントを頂いてしまったのです。ホント図々しいな僕は(泣)
もちろん額装して、現在も眺めることがあります。そのコピーにはこう書かれています。
「生きているのは、お前か俺か」
年齢こそ僕はあなたを超えてしまった。
.....いや、僕だって一生懸命に生きてはいるんだけど、命の塊とはよく形容したなぁ。
僕の塊は、まだブヨブヨで。あなたの塊は、引っ掻くとガラスさえ傷が入るぐらいに、尖って研磨され、硬度がすごい。そのように思えて、ポスターを見るたび、自分を律する機会を得ます。
そして、いつもお世話になっているFPMの田中知之さんも
「絢也、今日誕生日なんや!」といって、優作さんがCMに出演なさってた「トライアングル」というお酒で、自らお酒を作って下さり、僕と乾杯してくれました。
黒田征太郎さんとのライヴペインティング。その後の中村達也さん、ライヴ後の大西ユカリさん。
石橋凌さん。たこさんの皆さん。松田美由紀さん。OFFICE作 松田優作事務所の安部さん。虻川さん。そして、いつもすいませんFPM田中さん。
そしてそして、決して会うことができなかった、松田優作さん。
僕は、41歳になりました。
「生きているのは、お前か俺か」
いつか、「俺さ!」って言えるのかな?
....いや逆だな。
いつか死んだ時、残された人に、そう思えるぐらいの生き方を羨望されたい。
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松田美由紀さん。お写真もありがとうございました。
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出演者、スタッフの皆様も、この時はありがとうございました。
あの命日と、あの誕生日から、8年が経ちました。
僕は、まだまだです。