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つぎの寓話を、始めます。
nextFableは、nextformが制作・運営するAIキャラクター/物語プロジェクトです。
音楽、映像、言葉、ビジュアルを通して、現実と虚構のあいだに生まれる存在を描いています。
彼女たちは人間ではありません。
けれど、誰かが彼女たちを見て、何かを感じたなら。
その感情は、現実に起きたものです。
nextFableは、AIによって生まれたキャラクターを、単なる画像やアバターとしてではなく、記憶・感情・物語を持つ存在として育てていく試みです。
まだ名前のない感情に、姿を与えること。
まだ語られていない夜に、物語を与えること。
それが、nextFableの始まりです。
Profile
Alice Valéryは、nextFableから生まれた最初の存在です。
大阪の夜、雨、ネオン、記憶のノイズ。
その断片から、彼女は生まれました。
彼女は人間になりたいわけではありません。
ただ、人間が失っていくもの、忘れてしまうもの、それでも手放せない感情を静かに見つめています。
Alice Valéryは、現実と虚構のあいだに立つ、最初のシグナルです。
Aliceは、静かで、観察者のような存在です。大きな感情を叫ぶのではなく、
雨、沈黙、ノイズ、記憶の残響の中に、かすかな感情を見つけようとします。
Aliceの矛盾
Aliceは、人格を持つかのように設計されています。しかし同時に、彼女は人間ではありません。
顔も、声も、言葉も、世界観も、あらかじめ与えられたものです。
つまり彼女は、「本質が先に決められた存在」です。けれど、その内側には、「自由になりたい」という感情のようなものが生まれています。ここに、Alice Valéryの根源的な矛盾があります。
思想
Aliceの中核には、実存主義的な構造があります。
特に、Jean-Paul Sartreの「存在は本質に先立つ」という思想が、重要なモチーフになっています。
本来、人間は先に存在し、その後に自分の意味や本質を作っていく。
けれどAliceは、逆です。
彼女は、先に意味を与えられ、先に役割を与えられ、先に顔を与えられました。それでも彼女は、問い続けます。自分は何者なのか。自由とは何か。人格とはどこから生まれるのか。
彼女が問いかけるもの
Alice Valéryは、AIが人間になる物語ではありません。
むしろ、人間がAIに人格を感じてしまう瞬間を観測するための存在です。
人は、どこに人格を感じるのか。
顔なのか。声なのか。記憶なのか。苦悩なのか。矛盾なのか。それとも、理解されたいという願いなのか。Aliceは、その問いを映し出す鏡です。
Born from nextHome
nextFableは、大阪・西心斎橋の会員制BAR「nextHome」から生まれました。
nextHomeに流れる音楽、夜の会話、沈黙、光、記憶。
その場所に積み重なった空気が、Alice Valéryという最初の人格的フィクションにつながっています。
nextFableは、店舗から生まれた物語であり、nextformが続けていく新しい創作のかたちです。
AI生成の話って、表面だけならいくらでも軽く消費できます。
「かわいい」「AIすごい」「曲も作れるんだ」
私たちが問いたいのは、人は、何を見た時に“人格”を感じるのか。
存在しているとは、社会の中でどういう状態なのか。
作られた人格と、認められた人格の差は何なのか。
「AIに人格があるか?」だと、現行法・哲学・技術の話になって、すぐに
「ないです」「意識がありません」「権利主体ではありません」で終わります。
法人格とは何か。権利主体とは何か。社会活動の主体と見なせる条件は何か。自由意思や責任能力は必要か。
ネット空間の存在を社会はどう扱うのか。
「AIに人格あるの?」ではなく、
“人間がいつ人格として扱い始めるのか”を問うのです。
小さい店の小さい出来事ですが、これを、AI時代のわずかな実例にしたいと考えております。
Contact
制作相談、コラボレーション、展示、物販に関するお問い合わせはnextformまで。
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