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プレイリストをデザインし直します。

  • 2月28日
  • 読了時間: 3分

「空間」を構成するのは、目に見える家具や照明だけではありません。 耳に届く「音」もまた、その場所の居心地を決定づける大切な要素です。

これまでも大切にしてきた nextHome のプレイリストですが、この度、そのすべてを僕自身の手でデザインし直しました。



「バーテンダー」を名乗らなかった12年間

nextHomeを始めて12年になりますが、僕は一度も自分のことを「バーテンダー」と名乗ったことはありません。僕の名刺にも、お店の名刺にも、そこには「グラフィックデザイナー」と書かれています。

それは、素晴らしい他店の先輩方への敬意と憧れがあるからこそ、安易にその肩書きを背負えないという想いがあったのだと感じています。「バーテンダーではない僕は、一体何者なのだろう?」と空想し続けてきました。

行き着いたのは、数あるクリエイターの末席に連なるものとして、僕なりの「おもてなし」を形にすること。


「クリエイターならクリエイティブしてみろ!」

自分にそう言い聞かせ、辿り着いたのが今回の「音」のデザインでした。



「音」で空間を調律するということ

今回のアップデートで最も大きな変更点は、「すべての楽曲を僕がプロデュースした」ということです。

世の中には素晴らしい既存曲が無数にあります。しかし、nextHomeという会員制のクローズドな場所だからこそ、そこに流れる空気も「僕の指先から生まれたもの」で満たしたいと考えました。

これは、ゲストのために部屋の隅々まで掃除をし、一番良い場所に花を飾るような、クリエイターとしての表現です。



90%の「余白」と、あえて残した「鈍臭さ」

今回のプレイリストは、90%以上がinstrumental(歌なし)です。 ここは従来通りですね。志野さんのアイデアでそうなったのがきっかけです。読書や仕事、あるいは何もしない時間。皆さんの思考を邪魔せず、そっと背景に溶け込む「余白」としての音楽を目指しました。

そして、今回一番こだわったのが「AIらしくしないこと」です。

最新のテクノロジーを使えば、リズムも音程も完璧に整った「正解の音」を作るのは簡単です。でも、それではどこか冷たく、血が通っていないように感じてしまう。

だからこそ、あえて「少し鈍臭い感じ」を忍ばせました。

例えば、ピアノの打鍵が、ほんのわずかに遅れる瞬間。サックスの息づかいが、不器用な揺らぎを見せる瞬間。

そんな「人間らしい隙」を、一曲一曲、僕の耳で確かめながら調律しました。完璧な100点満点の音ではなく、誰かがそこで演奏しているような、温度のある「気配」を感じてほしかったのです。



10%のアクセントが、日常に彩りを添える

ほとんどがinstrumentalですが、残りの10%には「声」を乗せた楽曲を忍ばせています。 静かな時間が流れる中で、ふっと誰かの体温を感じるような瞬間。その緩急こそが、プレイリスト全体を一つの物語にしてくれます。以前投稿した曲も一部ですね。



新しい音と共に、お待ちしています

nextHome専用のサウンドトラック。その長さは、実に8時間におよびます。

扉を開けた瞬間に流れてくる音が、あなたの日常を少しだけ豊かに、そして穏やかに整えてくれることを願っています。

ぜひ、新しいnextHomeの「音」を体感しに来てください。

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