一人で会員制バーに行っても大丈夫?|大阪・西心斎橋 nextHome
BARで一番緊張する時間は、飲んでいる時ではないと思います。
扉を開ける、その数秒です。
しかも一人。
しかも会員制。
これはもう、入りにくい要素をかなり積んでいます。
nextHomeは大阪・西心斎橋、アメリカ村の外れにある小さな会員制BARです。
そんな店の店主が言うのも変ですが、
一人でBARに入るのが怖い気持ちは、わりと正常だと思っています。
■ 一人で来ること自体は、まったく珍しくありません
nextHomeは約10坪の小さな店です。
大人数で来て盛り上がるより、一人や少人数の方が空間には合います。
なので、「一人で行ったら浮きますか?」と聞かれたら、答えはNOです。
一人だから特別扱いもしませんし、
一人だからずっと店主と喋らないといけない、ということもありません。
ここは意外と大事です。
BARに一人で入ると、
「何か面白い話をしなければ」
「店主と会話を続けなければ」
と思う方がいます。
別に、そんな義務はありません。
■ 喋らない20分があってもいい
グラスがあって、音楽があって、誰かがいる。
それだけで成立する時間があります。
スマホを見ていてもいい。
音楽を聴いていてもいい。
店主と少し話して、また黙ってもいい。
沈黙が発生した瞬間に何かで埋めなければならない店は、僕自身ちょっと疲れます。
nextHomeは「会話の店」ではありますが、
「喋り続ける店」ではありません。
人と一緒にいるのに、一人でもいられる。
BARのカウンターの面白さは、そこにあると思っています。
■ 一人だからこそ、偶然が起きることもある
誰かと二人で来ると、基本的にはその二人で話します。
一人で来ると、少しだけ世界が開いています。
隣の人と一言だけ話すことがある。
店主のどうでもいい話に巻き込まれることがある。
何も起きないまま帰ることもある。
全部、それでいい。
BARに行ったから何かを得なければならない、とは思いません。
家にまっすぐ帰るほどでもない。
でも、もう少しだけ夜の中にいたい。
そういう時に、一人で座れる椅子がある。
僕はBARの役割を、時々そんなふうに考えています。
■ 「静かなバー」ではあるけれど、いつも静かではありません
nextHomeにはカラオケもダーツもありません。
大人数の宴会を目的にした店でもありません。
とはいえ、笑い声の大きい夜もあります。
よく喋る夜もあります。
だから「絶対に静かな店」と言うつもりはありません。
大切にしているのは音量より距離感です。
一人で静かに飲みたい人がいたら、その人の時間を壊さない。
話したそうなら、少し話す。
放っておいてほしそうなら、放っておく。
人間なので読み間違えることもありますが、
そのくらいの雑ではない距離をつくりたいと思っています。
■ ただし、誰でもそのまま入れる店ではありません

ここだけは、少しややこしいです。
nextHomeは完全会員制です。
「一人で利用できる」と
「初めてでも自由に入店できる」は別の話です。
初めての方は、最新のご来店方法をご確認ください。
一人でBARに行くのは、最初だけ少し怖い。
でも、一度椅子に座ってしまえば、
意外とすることはありません。
飲む。
喋る。
黙る。
帰る。
それで十分です。
大阪・西心斎橋。
アメリカ村の少し外れ、ビルの6階にあります。



コメント